【1級小型船舶】9月某日 学科&実地試験(後半)

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こんばんは、こめちゅーです。今日は前回の船舶免許試験の続きです。

当日は台風が接近していて、会場からでると風とうねりを感じました。大阪城の堀にもさざ波が見えます。実技講習時に人命救助で風が吹いてたら風上側から行くんだよと教えてくれていたことを思い出してました。やべーぞ。
昼食を大阪の駅前でとり、コロナ対策の手袋(軍手)をゲットして試験会場へ向かいました。場所は実技講習と同じ大阪の阪神千船駅の近く。

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小屋に入ると、他の受験者たちも待機し、ロープワークのチェックをしたり学科試験の答え合わせをしたりしてます。ここにも学科試験結果が掲示してあり、他の受検者からは「絶対合格や」とか「これでYou Tube見て勉強しなくて済む」などの会話が聞こえます。皆、勉強してるんですね。


一応、ロープワークのおさらいや、実技試験の注意点の振り返りをしてました。どのタイミングで「スクリュー付近異常なし」という確認いるのか、とか「周囲の見張りを忘れないように」とかです。

 

そうこうしているうちに、前の組のボートが戻ってきています。少し早めに外に出て、眺めていると試験のようすが判ります。講習のインストラクターが言ったように、一人にまとめて課題を与えるのでなく順番に少しずつ与え、他の者はその回答が終わるまで待機する進め方です。

いよいよ自分の番です。試験官に同組の受験者と呼び出され、簡単に実技試験の流れを説明されます。受験者は最大3名乗れますが、私と同じ船はもう一人の受検者の2名だけでした。相棒受験生は私より若くて寡黙そうな男性(30代と思う)です。

出港前点検、もやいを解いたりといった最初にやる課題を終えると乗船指示です。船体点検、故障探求、ロープワークを最初にチェックされます。
「もやい結び」を指示されたのに「いかり結び」をやってしまいました。試験官に「それはいかり結びでしょう」と指摘され気が付き、「失礼しました」と謝って、もやいをやったら「はい大丈夫ですね」となりました。おさらいしたのに。。減点されてないといいんですが。

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始動、暖機運転から、講習の時と同じく、離岸から港を出るまでは試験官が操船します。港から出たところで、直ぐに私に席を代わり操船するよう指示ありました。
微速前進である程度の技量、受験態度を見極められたのか、そのまま4000回転付近で滑走せよと指示があり、橋を3つ程くぐって抜けた川の真ん中の試験エリアまで行きました。結構気持ちが良かったです。なんか、これで緊張も解け落ち着きました。雨もギリギリ降ってなく台風の風とうねりも試験会場はそれほど酷くはありません。間違っても仕方がないけど、安全に気を付けて操船しようと思うことができました。

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変針、後進、停止、避航操船(直進中にカード見せられてどう避けるかをデモンストレーションするやつ)と課題を行って、寡黙な相棒と交代です。相棒も見張りや必要な「コール」は頑張ってやってます。頑張れ~!ただし、蛇行はなんとなく同乗していて怖かった感じをうけました。
再度、操船を代わり人命救助、蛇行をやってまた交代。確かこの交代のときにコンパスでの標定のチェックがありました。

そしてそのまま港へ相棒の操船で戻ります。寡黙な相棒は真ん中の橋の下をくぐるよう指示されましたが、ちょっとズレた所を通りました。緊張しているようです。

港に戻って「着岸係留」と「かいらん離岸」の課題に進みます。最初は相棒です。3回やったけどうまくいきませんでした。自分がそうなったらと思うと怖いよ~。遠すぎたり、遅すぎたりで、3回目は右の転舵が早くて桟橋のフェンダーが無く鉄管が出っ張ってるところにハルを当てそうになって、見かねて「船が壊れる」といって試験官が操船を代わっていました。完全に焦ってたと思います。負けるな相棒!!
実技のインストラクターが「他の人のレベル」のことを言っていたことが思いだされます。相棒より少しは上手くできそうな気がしますが、まだ合格していないので謙虚な気持ちで着岸に臨みます。
私の番です。習った通りにやったつもりでしたが、舵を切るのが遅く試験官にも「遅いよ」と言われフェンダーを擦りながらでしたが止まることができ着岸しました。かっこ悪かったけど、やり直しもさせられなかったので、一発科目クリアじゃないかな。
ふぅー。船長の2倍の位置で右に舵をきるんですが、その見極めが難しく、初心者的にはもう少し近づこうと考えて遅くなっちゃうんですよね。後進に一瞬入れると、ガンネル(船尾)は桟橋方向に近づくので、そんなに桟橋に近づかなくても良いのです。頭で判ってても慣れてないとできません。また、クリート止めのロープが通るところがおかしいと指摘されもう一度やって合格と言われました。やっぱりクリート止め苦手だなぁ。

次の離岸では「スクリュー付近異常なし」も忘れませんでしたので、一発クリアです。寡黙な相棒もこれは一発クリアしました。

ここで試験官からは「すべての試験科目終了」が告げられました。丁度、雨が降り始めたのでダッシュで駅に向かい、帰宅しました。

 

 

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